高血圧情報館

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高血圧と動脈硬化

高血圧と動脈硬化は相互に影響しあって合併症や重い後遺症を引き起こします。高血圧を放置し続けると動脈硬化を促進させて血流が悪くなり、脳・心臓・腎臓の血流が滞って詰まったり、血管が破れて出血したりします。また心臓はより強い力で血液を送り出すことになりますから心臓に大きな負担がかかって心機能が著しく低下してしまうこともあります。

血管を収縮拡張させる生理活性物質のうち、血管収縮物質であるアンジオテンシンⅡ(AⅡ)は内皮細胞障害・血管壁肥厚・粥状動脈硬化の促進をもたらす作用があります。高血圧と動脈硬化の危険因子であるアンジオテンシンⅡは酸化ストレス(フリーラジカル)を発生させて血管内皮細胞を障害するだけでなく、血管拡張や抗動脈硬化の作用を持つCO合成も阻害するため、アンジオテンシンⅡの血管収縮や動脈硬化作用を更に強くしてしまいます。高血圧による内皮細胞障害が動脈硬化の始まりです。

健全な動脈のためには高血圧の予防で酸化ストレスを避けて血管内皮の健全に保ちましょう。そして高血圧と診断されたら食事療法・運動療法・薬物療法など適切な治療を必ず行うことが大切です。

動脈硬化性疾患とは、

  • 動脈硬化の危険因子によって動脈の弾力性が失われて硬くなる
  • 血管内部に様々な物質が沈着することで狭窄(血管の通り道が狭くなる)や閉塞(血管が詰まる)を起こす
  • 動脈瘤(動脈の壁の一部がこぶ状に拡張)ができる
  • 拡張症(動脈全体が拡張)や解離(内膜に亀裂ができて中膜が裂ける)や出血(血管破裂による)する

ことによって、組織や臓器全体に血行障害を起こす病気の総称です。

また、動脈硬化は病理学的には、

  • 細動脈硬化(小動脈硬化、血管壊死性動脈硬化)
  • 粥状硬化(アテローム硬化)
  • 中膜硬化

があって、それらの動脈硬化は単独または同時に発生するとされています。

 - 高血圧の合併症

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