高血圧情報館

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高血圧と高尿酸血症

高血圧と高尿酸血症は深い関係にあります。高尿酸血症患者の20%が高血圧を合併し、痛風患者の40%が高血圧を合併、また高血圧患者が高尿酸血症を合併する頻度は、未治療で20-40%、降圧薬を用いている場合は50-70%と高頻度です。
高尿酸血症によって引き起こされる痛風性関節炎・尿路結石・腎不全などの問題だけでなく、高血圧に高尿酸血症を合併することが心血管疾患のリスクファクター(危険因子)になることが大きな問題です。

高血圧が尿酸値に影響する原因には腎性(腎性高尿酸血症)と筋原性(筋原性高尿酸血症)のものがあって、高血圧である場合の尿酸値の上昇にはこれらが混合して関係していると考えられています。腎性高尿酸血症は尿酸排泄低下型、筋原性高尿酸血症は尿酸産生過剰型の病態です。
高血圧と高尿酸血症が合併する原因の多くが腎性高尿酸血症とされています。高血圧によるレニン・アンジオテンシン系やカテコラミンの分泌が腎髄質に血流低下を引き起こすことで乳酸が貯まって尿酸の排泄が低下します。加えて高血圧によるインスリン抵抗性が尿を酸性に傾けることで尿酸の再吸収が促進される結果、高尿酸血症に繋がります。
一方、筋原性高尿酸血症では、高血圧時は骨格筋で嫌気性代謝が行われやすくなり、これによって生成されたAMPが分解されて尿酸前駆物質のヒポキサンチンが産生される結果、高尿酸血症につながります。

※高尿酸血症とは、血液中の尿酸の量が異常に多い状態です。高尿酸血症の初期には自覚症状はありませんが、進行すると結晶化した尿酸が関節や腎臓などに沈着して、痛風・腎障害・血管障害(高血圧など)・心臓障害などリスクが高まります。

 - 高血圧の合併症

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