高血圧情報館

高血圧の症状原因治療予防改善や合併症など高血圧症についての情報です

高血圧の急性症状

慢性の高血圧とは別に、急激に血圧が上がって急性症状が現われることがあります。意識障害・頭痛・視力障害などの急性症状を伴う悪性高血圧です。悪性高血圧とは、高血圧の基礎疾患に関係なく、急激に血圧が上昇することで高血圧による合併症(脳・心臓・腎臓などの臓器障害)が急速に進行する病態です。

悪性高血圧には高血圧緊急症(即刻降圧が必要)や高血圧急迫症(24時間以内の降圧が必要)がありますが、中間型の病態もあります。これら病態に関わらず悪性高血圧を放置して血圧を下げないでいると重度の臓器障害が起こり予後が極めて不良になることに変わりはありません。
悪性高血圧の臓器障害として、高血圧性脳症・脳出血・進行性腎障害・急性肺水腫を伴う急性左心不全・眼底出血などがあります。悪性高血圧の多くが220/130mmHg以上です。

急激な血圧上昇があって意識障害・頭痛・悪心・嘔吐・局所神経症状があれば悪性高血圧が疑われますが、急性左心不全・尿毒症・脳血管障害・脳腫瘍・頭部外傷・SLE脳症との鑑別が重要です。
例えば、高血圧脳症では脳圧上昇が頭痛や視力障害などの急性症状を引き起こしますから、即刻の降圧治療が必要です。ところが、急性期の脳血管障害でも高血圧による急性症状が現われるのですが、脳出血は応急的な降圧治療を行い、脳梗塞は降圧治療を行いません。脳梗塞で降圧治療をしないのは、降圧治療で脳血流の保持ができなくなる恐れがあるためです。

 - 高血圧症の症状

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